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2006年5月27日 (土)

パンジャビドレス

 お問い合わせの多かったパンジャビドレスをアップいたしました!

 最近は民族衣装といっても気軽にお召しになる方も多くなってきました。わたくしにいただくお便りにも、アジア系のイベントで着ました!友人の披露宴で着ました!インド料理のお店のコスチュームに!愛知万博でコスチュームとして使用しました!など、嬉しいご報告をいただきました。店主も友人の軽井沢での披露宴でこのパンジャビドレスを着て出席しました。軽井沢の緑豊かな景色の中ではちょっぴり異色でしたが、珍しがられて嬉しくなりました。その時着たパンジャビドレスはインドのグジャラート州というガンジーの故郷にあるアシュラムで、恵まれない女性達が一針一針刺繍を施していた、とても素敵なパンジャビドレスでした。今度皆様にもそちらのパンジャビドレスがご紹介できる日がくればと思います。

 パンジャビドレスの買い付けはかなりの重労働です。サルワール(ズボン)、カミーズ(ドレス)、デュパタ(ショール)の3点セットもあるので、検品が非常に大変なのです。インド人にしては根気があり、外国人バイヤーには慣れているはずの仕入れ先の店主も根をあげるほど、日本人は品質にうるさい!インド製品で日本国内で通用するものを仕入れするのはなかなか大変な作業です。埃っぽい場所で頭に血が上りながらものすごい勢いで検品をしていると、のん気に「チャイ飲むか」と声をかけてくる。ペースを乱しながらもインド人の好意に甘えて、甘いチャイをすすりながらひたすら検品です。そこまで気合を入れてチェックしたつもりでも、日本に戻ってもう一度見ると、汚れている、ほつれている、布にペンで書き込みが!パンジャビドレスの検品をした日は、ホテルのベッドで疲れていつもぐったりです。

 日本で時々見かけるインドの女性で、残念ながら「うーん素敵!」と見とれるほどのパンジャビドレスを着ている方はあまりお見かけしないのですが、インドでパンジャビドレスはピンからキリ。デリーやムンバイなどの大都会で見かける若いインド女性は、生地といい、刺繍といい、とても素敵なパンジャビドレスを着ています。そういう女性はかなりのハイカーストの人と言ってもいいでしょう。フェーンで販売しているパンジャビドレスはごくごく一般的な中流階級の方が着るようなパンジャビドレスです。でもそういうものこそ、日本で着るには豪華過ぎず、若い女性にも似合うかもしれません。

 是非HPの方も見てみてくださいね!

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2006年5月23日 (火)

隣は何をする人ぞ?

 東京の賃貸マンション暮らしをしていると、隣家との交流がいかにないかを思い知らされる。「交流」どころか、引っ越して来た時にご挨拶して、以後ほとんど顔を合わせることがない。

 以前住んでいたマンションも、お隣は若いご夫婦であったが、丸4年住んで、とうとう顔もわからぬままで終わってしまった。それだけ長く暮らしていれば当然出かける時などバッティングする時はあるはずなのだが、出かける瞬間にお隣も鍵を開ける音がすると、反射的に息を潜めてずらしてしまう。エレベーターで住人と一緒になりそうな時があると、なんとなく階段を使ってみたり乗るのをずらしてしまったりする。それは私だけでなくきっとお互い様だからこそ会うことがほとんどないのだろう。その心理が自分でもわからない。

 バンコクのマンションに住んでいた時は、実に色々な人々に遭遇したものだ。私と同じように働いているのであろう日本人、学生風のタイ人、ゲイの男の子、おかまちゃんと西洋人のカップル、ヒモ付きの男性を連れた日本人女性、なんだか怪しい正体不明の人々・・・。タイ人は特に女性の感情の起伏が激しいので、夜中に派手な喧嘩をして泣き叫ぶ声、酔って歌を唄う人、時には「トントントントン」とソムタムを作る音まで聞こえて大変賑やかだった。

 外に出て路地を歩くと声をかけてくる顔見知りのバイクタクシーのお兄ちゃん、なじみの屋台のおばちゃん、お腹を空かせた野良犬の親子、全然体験したことはないが、自分が想像する戦後の日本のような、人と人とのコミュニケーションと優しさがあった。だから、仕事に行き詰った時、ホームシックで寂しい時も、路地を歩けば人の温もりを感じられたものでした。

 1年だけ住んだ山梨県では、お隣さんは台湾人のスナックのママさんだった。向こうは日本での生活の寂しさ、私は外国帰りでなんとなく日本に馴染めていなくて、人懐こい台湾人のママさんの存在がとても有難かった。ママさんは犬を2匹飼っていて、夏の暑い日に扉を開けたまま昼寝をしていたら犬が入ってきて、気が付いたら隣に座っていた。ほんわかした気持ちになった。

 なぜ都会では、自分が何者で、どんな風貌をしていて、何を考えているのかもわからない、存在をなるべく消したくなるのだろう。一軒家や分譲マンションなどではまた違うのかもしれないが、都会の殺伐とした空気をたまに感じてしまう。

 

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2006年5月21日 (日)

休日の過ごし方

 なんだかもう梅雨が来てしまったかのようなお天気が続く今月。

 GWはまったりとお家でぬくぬく過ごしてしまったので、昨日は車で久しぶりに温泉でも行こう!と画策。前日の金曜日に行きつけの居酒屋でしたたか飲んで、常連さんから日帰り温泉の情報を入手。家に戻って散々ネットでも温泉を検索して気が付けば3時半。そして・・・。肝心の土曜日は目が覚めたらもうお昼前!「寝坊しちまった・・・。もうだめだ。」とまた二度寝して、結句温泉には行きませんでした。

 せっかく海沿いの温泉に入って、「食いしん坊万歳」に出てくるような小さな漁港の定食屋とかで、おいしいお刺身定食でも食べようと考えていたのに。。。仕方ないので、家の近くの評判の老舗鰻屋へ赴き、昼間からちょっぴり豪華に鰻とビールをいただきました。遠出しておいしいもの食べるつもりだったのでまあ良いか。

 久しぶりの夏のような太陽に日差しを浴びて、鰻屋を出た後は、我が家の近辺を散策。私の住む蕨市は日本で一番小さな市。そして人口密度も日本一といういいのか悪いのかわからない称号をいただいてるところですが、人が多いかと言われれば確かに小さなマンションやアパートも密集してごみごみしているように見えますが、インドや中国の雑踏を知っている私から見ると、うーん、そうでもないかな。昔からの商店街に活気がなく、閑古鳥が鳴いているから、アジアのいわゆる雑踏みたいなのは感じられないし。唯一人が集まってすごいな~と感じるのは、東京にはなかなか無いような、いわゆる郊外型の大型ショッピングモール。最近も埼玉スタジアムの近くに「日本で一番大きい」というショッピングモールが完成し、私はまだ行っていませんが、それはもう相当大きいらしく、行った人の話では「地平線まで続くよう」だそうです。

 我が家もこんな郊外型市民の例に漏れず、休日はいつもショッピングモールばかり。ここに行くと、いるわいるわ!人のこと全然言えませんが子供連れた家族から若いカップルまで、他に行くところないのかなあと言う程の人、人、人。最近は電車乗って東京まで出るなら、ショッピングモールでまったりというのが主流ですかね。まあ確かに家族で交通費かけて東京出て疲れるより、車でさっと手軽に行って、ゴーカートみたいなお子様カートに子供乗っけて、服でも買った後は夕飯の買い物まで済ませちゃうみたいなのが楽ちんですよね。洋服屋も家族全員が買い物できるようなところが増えて、「ぜ~んぶここで買ってってね!」というお店の思惑が見え隠れするようです。

 さて久しぶりの休日の温泉を楽しみ予定だった我が家も、鰻屋の後は、昔ながらの旧家がポツポツと並ぶ我が蕨の宿場町「蕨宿」をお散歩し、宿場町の歴史を綴った歴史民族博物館でまったりと見学、和菓子屋でお団子買って、夕方は毎週の例に漏れずショッピングモールへいそいそと出かけたのでした。。。そして夜はしこたまお酒を飲みながらで最近はまってる「チャングム」を見て、意外に満足した1日なのでした。結局こんな過ごし方が疲れなくてまったりしてていいかも。

 そして今日日曜日は!澄み渡るような五月晴れ!今日こそ温泉!といきたいところですが、日曜は大体、掃除して洗濯して、植物にたっぷりとお水をあげて、夕方からヨガというのが最近のスタイルなので、これからはりきってお掃除します!

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2006年5月13日 (土)

フェーン4周年ありがとうございます!

 GWも明け、気が付けばアジアン雑貨フェーン4周年を迎えてしまいました。

月並みな言葉ですが、本当に多くの皆さんの応援があって、4周年とまだまだひよっこですが、今日という日を迎えることができました。

 4年という歳月は、私がタイから日本に帰国して歩んだ年月となります。そして日本に戻っても、私が大好きなアジアの国々と細々でも関係していけたらという思いと共にきました。また、当初はタイを中心とした東南アジアの商品が多かったのですが、私自身がどんどんインドに魅せられていくに従い、インド商品が増えて4年経った今、主力商品がインドの商品という形で落ち着きました。

 インドで、商品の選定しながら自分のかばんを気にして、相手の店主がちょろまかしたりしないかと冷や冷やし、いくつ目があっても足りないほどあちこちに目を配りながらの買い付けは本当にしんどかったものですが、4年間のうちにインドに通ううち、当初感じた緊張とガチガチに固まった自分は少し穏やかになり、商売相手のおじさん相手にチャイ飲みながらの商談ができるようになって、今までよりもっともっとあの国が好きになりました。

 これからも細々ですがフェーンを少しずつ成長させ、インドを始めとするアジアの国々の素敵な商品を紹介していきたいと思います。その前に私自身が今よりもっと成長していかなければなりませんね。

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2006年5月 6日 (土)

ブログなぞ始めてみました。

 最近は調べ物をしようとネットで検索すると、出てくるのはブログばかり。

世の中こんなにブログをしている人がいるのかと驚きながら、なんとなく自分もブログを始めてみようと思い立った次第です。

「書くこと、書くこと・・・」と考えてみても、人さまに公開してお見せするような内容も思い当たらない有様ですが、長年つけることを放棄していた日記のような感じで、日々頭の中を駆け巡ることを文章にしていきたいなと思います。

 思い起こせばアジアン雑貨フェーンを開店して早4年。これは私が約2年半のバンコク生活に別れを告げ、恐る恐る日本に帰国してからの年月となります。バンコクにいた時にブログが流行っていれば、きっと自分もしていたろうなと思います。あの時位までは旅行に行けば毎日欠かさず日記を付け、バンコクでの生活も忘れたくないと思いを書き留めていましたが、日本に帰国してからは煩雑なのに平凡な日々の生活にかまけ、日記でも付けて日々の生活を振り返ることもせず、のほほんと過ごしていました。

 このブログではフェーンのこと商品のことはもちろん、日常のこと、アジアや世界のこと、最近頑張ってるヨガのこと、映画や本のこと、はたまた社会問題からつまらないつぶやきまで、色々と書き留めていこうと思っています。

暇つぶしになるかどうかわかりませんが、是非のぞいてみてください!

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