ヨガ①
日曜日の夕方は余程の予定や雨降りでなければヨガ教室に通い始めて半年が過ぎた。
本当は毎日、もしくは週に2・3回でも通えれば良いのだが、多忙なため週に1回が今の自分には限度である。月謝制ではなく、何回綴りかのチケットを事前に購入し、3ヶ月の期限内に使うという方式なので、今のところ無理なく続けられている。この「無理のない程度」というのが、飽きっぽく、好奇心だけは旺盛でなんでも挑戦するが長続きしないという自分の性格にはぴったりだ。
以前は日曜日は好きではなかった。休日の最終日という感覚は物悲しい気分がして、あまり積極的に何かをできなかった。私の通うヨガ教室は時間や曜日・ヨガのスタイルを自分で好きなように選択できるが、なんとなく日曜日の夕方に定着してきたた時から、新しい1週間を気持ちよく迎えるための良い切り替えをできる時間になった。ヨガが終わってスーパーでどっさりと食材を買い込み、おいしいご飯を作って熱いお風呂に入り、控えめにおいしいお酒を飲みながら、「世界ウルルン滞在記」を観ながらしばし旅行した気分にだけなる。ヨガが今の自分にとって良い気分転換になった。
そもそもヨガを始めたきっかけは、ヨガブームが起きる随分前から本格的にヨガに取り組んでいた友人の影響が強い。彼女とはバンコク在住中に知り合い、深い縁のもと未だに友情関係が続いていた。その友人は渡タイ前からヨガをしていて、バンコクのマンションでたまに私にもヨガを教えてくれた。私は体が大変硬く、また高校生の時からの腰痛持ち、そして泣く子も黙る便秘症だ。しばらく彼女の教えてくれたヨガのポーズを、インド音楽やコーランのテープに合わせてやっていたが、そのうちフェイドアウトしてしまった。
そんな友人がタイの南の島で珊瑚で足に怪我を負い、その怪我が思いのほか悪化してしまい、志半ばで日本への帰国を余儀なくされた。そして日本の病院でも医師に完治は難しく、足をひきずることになるかもしれないと言われたという。彼女は以前通っていたヨガを再会し、精力的にヨガに取り組んだ結果、足はすっかり良くなった。医療行為で治せなかったものが、ヨガで治ったのだ。
そんな彼女の影響は前から感じ、いつか自分もヨガをしよう、程度に考えていた。そんな矢先、ある日急なめまいで倒れた。倒れたというより平衡感覚を失って立っていられなくなったのだ。慌てて病院にかけこんだのだが、医師の診断では原因不明。その後1週間近く、夕方になるとフラフラと足元がおぼつかなかくなった。また妙に体がだるい、疲れがたまりやすいなどの、更年期障害という年齢ではないが、プチ更年期障害というのか、パソコン仕事が効いたのか、とにかく「なんとなく体の調子が優れない」という日々が続いた。
漢方など色々と対処は考えたが、どうも体を動かさず座ったままにして何かを飲んだりの行為しか頭に浮かばない自分が情けなくなり一念発起。あちこちのヨガ教室を探した結果、今の教室に辿りついた。
今は空前のヨガブーム。オウム真理教の事件がある前は、もっと普通にヨガが流行っていあたが、オウムの影響でヨガも下火に。ここ最近のヨガブームの復活はハリウッドのセレブがこぞってダイエットなどに取り入れたことから始まるらしい。オウムの辺り時代はスピリチュアルなものは犬猿されたし、ハリウッド式のヨガブームが始まった最初は、そのハリウッドスタイルのヨガが人気だったらしいが、最近はよりスピリチュアルなものも人気が出てきたらしい。今私が習っているヨガも、丁寧な呼吸法を重視し、ヨガ発祥の地インドの伝統を受け継ぐハタヨガである。
ヨガで自分がどう変わってきたか・・・。これから少しずつお話したいと思う。
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