« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月21日 (月)

ヨガ③

 最近、ヨガをさぼりがちな私。忙しいから、という訳ではなく、どちらかというと理由は「ヒマ」だから。忙しい時の方が時間をやりくりして意地になって通うのだけど、ヒマだけど自分でも信じられない位だらけてしまって、さぼりだすとその勢いが止まらない。それからこの暑さ。掃除してても汗が滴り落ちてくる暑さ。暑さ大好きな私ですが、日本の暑さは少々苦手です。

 このままだと永遠にさぼってしまいそうな気がしてきたので一念発起して、自転車でヨガ教室へ。教室へは電車で1駅分、片道約20分程の距離。それだけだとたいしたことないのだが、越えなければならない陸橋があり、かなり汗だくで教室に到着。

 到着早々、先生に「やあ、自転車で隣駅の方から来たら、暑くてさすがにこたえました~」と大げさにつぶやいたところ、「あちらの生徒さんは走って来たそうですよ」とのこと。見れば初めてお会いする方だが、女性の私から見ても均整がとれていて、スポーツやってるのかな?と思わせるプロポーションと適度な日焼け。「自宅から走って?」と思ったら、なんの「フルマラソンです」とのお答え。「えっ?フルマラソン?」と汗をふきふきぼんやり考えてびっくり。「42.195Kmっすか??」。この暑さの中、42.195Kmをランニングしてその後、爽やかな笑顔でヨガを1時間半。自転車20分ごときでぼやいた自分が恥ずかしくなりました。

 ひさかたぶりのヨガだったので、呼吸法が最初のうちはあまりうまくいかず焦りました。身体もかちこちだし。今日は生徒数が少なく3人のみ。毎日欠かさず通ってらっしゃるという主婦の方、例のフルマラソンの方、そして伸びやかな先生の中で、「う~腰が曲がらない」と思いつつ、何事もないように平静を装いながら冷や汗をかいていたのでした。

 おまけに私のクラスでは、シャバアーサナーという瞑想してリラックスする時間が2回あるのですが、いつもはもうちょっと雑念を払い、頭を空っぽにできるのに、今日の夕飯は何にしようかとか、昨日観たDVDの内容とか、くだらない雑念が頭の中を駆け巡るし、何やら妙に床に横たえた頭は痛いし、全然乗れない時間となってしまいました。

 とは言え、久々のヨガは普段使わない身体の部分を思い切り伸ばせ、心なしか気分もすっきり。

 これからはさぼらないでまた頑張ります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月15日 (火)

富める人、教養ある人の行方

 先日、ロンドンのヒースロー空港でのテロ未遂犯が捕まった。

 テログループの大半は、英国系パキスタン人であったと言う。衝撃的だったのは、このパキスタン人達の多くが、経済的に恵まれた移民3世であったということだ。イスラム教徒の移民であるということで、多くの差別を受けてきたことに間違いないようだが、仕事も無く、経済的に困窮していた人々ではなく、高い教育と豊かさを享受していた層の人々であったようだ。 アルカイダとの接触があったとの情報もあるが、こうした知識層にまで浸透しているアルカイダの影響力は根が深い。充分な教育を受けながら、その培った知識を自分の故郷であるパキスタンの発展のために役立てないで、宗教の対立のみに囚われ、殉教することも辞さずテロに走るのはとても悲しいいことだと思う。

 日本以外のアジアの国々を旅していつも思うのは、階級社会における輪廻である。高い階層の人々は経済的にも恵まれ、高い教育も受け、そして更なる発展を遂げる。恵まれた自分の境遇を国の発展のため、恵まれない人々のために役立てようとする人はわずかで、多くは自らの利益追求にいそしんでいる。世界各国のボランティア、ODAの多額の援助を受ける傍らで、多くの金持ちは貧しい人々を省みず暮らしている。

 食料やお金やインフラの設備も大切だが、教育こそが最も必要だと、アジアを旅して感じた私は、高い教育を受ける機会に恵まれた人々が、このような事件で加害者となっていくことに怒りを感じる。1つの宗教にとらわれず、身につけた教養を自国のために生かす機会は無かったのだろうかと、悲しい気持ちに包まれた事件であった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 7日 (月)

お祭り

 長雨が続いたせいか、なんだか急激に夏が来て、あっという間に夏祭りシーズンになってきた。私の住む埼玉県蕨市周辺でも荒川の河川敷で花火大会などがあり、夏ムード満点なのは夏大好きな私には嬉しい限り。

 でもとかく場所取りや帰りの足が心配になる大きな花火大会より、私は地元の素朴な夏祭りの方が好きですね。

 ということで地元蕨で開催された駅前の「機祭り」なるものに行ってきました。「機」というのは、この周辺ではその昔、機織りが盛んだったようでそこから由来しているようだ。とは言え、その名残も残念ながら今は無く、お祭りも特別なものではありませんでしたが、駅前に続く長い商店街に屋台がたくさん出て、これぞ「ザ・地元のお祭り」という感じで結構楽しめた。

 申し訳ないが普段は閑散として賑わっているとは言えない商店街も、この日ばかりはどこにこんなに人が潜んでいたんだろうという位に人出。でも実は蕨市は日本一人口密度が高い市というあまり嬉しくない称号がある。きっとこの人出も普段は東京や大型ショッピングモールに流れているんだろうなと思うと少し切ないですが、ともあれ地元が活気づいている姿は見るのは楽しかったです。

 恒例のたこ焼きやお好み焼き、金魚すくいなどに混じって、「タイラーメン」なる屋台がちらほら。「タイラーメンてあのタイのクイッティアオ?」と覗いてみると、その通り、タイ人女性が忙しそうに立ち働いて、おいしそうなクイッティアオを作っていました。これが結構な盛況のようで、辛さも調節できるし、最近のお祭りの屋台も多国籍だなあと感心。その他ドネルケバブの店なども出てトルコ人男性が一生懸命働いていました。蕨は「ワラビスタン」という言葉が世界に散らばるクルド人の間で共通語として通じる位、クルド人の多い地域なのでクルド人かもしれません。いずれにしても、異国の地で地元の夏祭りに交わり頑張っている外人さんを見て応援したくなりました。

 かわいく浴衣を着た女の子と男の子の中学生らしきグループ交際なぞを横目で見て、甘酸っぱい気持ちを思い出しながら、私はぐいぐい生ビールを飲んで夏祭りを楽しみました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »