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2006年9月19日 (火)

久々の山登りin北アルプス燕岳①

 本当に久しぶりに、念願の山登りに行ってきました!

 場所は長野県、北アルプスの燕岳という山。さんざん悩んだ挙句、ようやく決めた山でした。これでも昔は結構山登りはしたもんだ、とタカを括って日本の山をなめていましたが、やっぱり登ってみるとなかなか手ごわく相当体力を使いました。でも気分は爽快!この爽快さはなんでしょう。それまでの苦しさが嘘のように終わってみるとまた次も行きたくなる気分は、少し私の中のインドと似ているようです。

 金曜日の夜に車で家を出て、一路、長野県安曇野市へ。山の麓で車の中で仮眠をとって、朝から登り始めました。登山道入り口からかなりの急登。

 久々の山は足にもきましたが、ゼイゼイと胸にこたえました。所々の休憩所で水分を補給しながら、シャツは絞れるほど汗だくです。それなのに・・・。大きいザックを担いだ中高年や、両親に連れられた子供たちは涼しそうな顔で通り過ぎていく・・・。私に子供がいたら真っ先に連れてきたいのが山なのですが、その理由に山ではすれ違うお互いが礼儀正しく挨拶し、ゆずりあう、人間の基本的なマナーを勉強できるからですが、少年達も涼しく爽やかに「こんにちはー!こんにちはー!」と返答できないほど何度も挨拶してくれて、素晴らしいというか、その余裕に羨望のまなざしを送ってしまいました。

 苦しくて何度も諦めかけた頃、山頂が彼方に見えてきて、森林限界点を過ぎ、ゴロゴロとした岩を越えると、高山植物の可憐な花々の姿がちらほら。Photo_4 気が付くと一面のお花畑でした。8月のシーズンに比べると少ないのかもしれませんが、9月は暑さも和らぎ、人も減り、そして高山植物もまだまだ見ることができて、ここまでの疲れも吹き飛ばされました。自然の花々を見たのは久しぶりです。 

そしてお花畑の向こうには人口のお花が咲いたようなテント場があり、今日の宿泊地の山小屋「燕山荘(えんざんそう)」が見えてきました。アルプス風の赤い屋根が山頂の澄んだ空気の中で一際鮮やかに見えています。

 Photo_5 山小屋に宿泊されたことない方はたくさんいると思いますが、宿泊料は結構お高めです。大体1泊2食付きで9000円位でしょうか。そう聞くと旅館並み?と思われるかもしれませんが、部屋は基本的に大部屋に布団を並べた雑魚寝状態、アジアで言うところのドミトリーというところでしょうか。もちろん水は貴重品なのでシャワーも浴びれません。でも私も山小屋で働いたことがあるのでわかるのですが、山小屋の運営にはお金がかかりそうです。一番大変なのは物資の輸送だと思われます。昔は「強力(ごうりき)」といって人力であげたりしていましたが、今は大勢の登山者が集まる時代。週末ともなればこの燕山荘も200人位は泊まりそうです。この山小屋では荷揚げは麓から簡単なロープウェイなどで揚げられているようですが、他の小屋ではヘリコプターによる荷揚げもメジャーです。そうなると1回ヘリ出すのに100万円とかかかるので大変です。その他に水の確保や何ヶ月にも渡り泊まり込んで働いてる従業員の維持費などもかかるでしょう。Photo_6 天気が良く登山客が多ければ良いですが、シーズンに渡り天気の不調が続くと、その維持費が大きく負担にもなるだろうと思われます。そう考えると3千メートル近い山の上で暖かい寝床と温かいご飯を食べさせてもらえるだけ幸せかな・・。

 Photo_7 しばらく休んで英気を養ってから、山小屋の前に360度広がる壮大な北アルプスをたっぷり眺め、明日の朝登る最後の山頂への道を確認しつつ、冷たい生ビールに舌鼓。最近の山小屋は冷えた生ビールやワインが飲めて、山登りした後のビールは最高!山の上まで来てもビールか・・という感じですが。

 Photo_8 山の朝は早いので当然夜も早く、18時前から夕食タイム。知らぬ者同士が同じ食卓を囲み、あったかい夕食をしっかり食べました。消灯は21時。

食後にもう1杯ビールをおいしく飲み、深い眠りにつきました。明日は早朝起きです。

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2006年9月 4日 (月)

鴨川への小旅行♪

 先日遅めの夏休み第1弾ということで、千葉県の鴨川方面へ1泊2日の旅行に行ってきました。

 今回の旅行は母と私と姉と弟の4人。普段バラバラに生活する家族が集まり、長年勤めた会社を退職する母への慰安旅行です。ゆっくり身体を休める温泉とおいしい海の幸、そして動物好きの母のために、そして私自身も大好きな鴨川シーワールドへというプラン。

 出かけから実家で飼っているドジな愛犬ビーグルのことで出発が1時間遅れ、車内で早くも喧嘩が勃発。どうなることかと先行きが案じられましたが無事旅館に到着。宿は鴨川から少し先の小湊という小さな漁港のあるひなびた旅館に宿泊しました。こういうこじんまりした旅館の食事がうまい!どーんと舟盛り、アワビの踊り焼きとサザエのお刺身、ブリのカマ焼きなどなど、新鮮な海の幸に舌鼓を打って、貸切露天風呂でのんびりしました。

 翌朝は早起きして車で20分ほどの勝浦の朝市へ。この朝市は日本3大朝市だそうで、漁港近くの商店街の前に、露天がずらり。魚や海藻類だけでなく、地元のおばあちゃん達が新鮮な野菜を持ち寄ったり、手作りのお漬物、果物などが並び、なんだか東南アジアや中国辺りの市場へ来たような雰囲気。観光客をつかまえては、市場の中の大きな巨木の由来を説明するヒマなおじいちゃんは、もしかして説明の後ガイド料とか言って要求されたりしてなんて、ちょっと頭をかすめた私はすっかり頭がインドだなと反省。アジア~ンない市場でいっぱいお土産買っても2千円弱で大満足でした!

 宿をチェックアウトした後は、鴨川シーワールドへ。シーワールド周辺はそこだけ見るとハワイにでもいるようなどこまでも続く白い砂と青い海のビーチでとっても気持ちよく、平日だというのに最後の夏休みを楽しむ家族連れで超満員。その中で大人4人組というのもちょっと異色ですが、私は実は大の海獣好き。鴨川シーワールドはイルカやシャチのショー、そして笑うアシカのショーも面白く人気。でも私の一番の目当てはそれらの賢い動物達が器用に繰り広げるショーより、セイウチやトドなどの餌付けの時間「フィーディングタイム」。小魚を入れたバケツを持ったお姉さんが登場すると、巨体をうならせながらかぶりつきで餌をみつめ、投げキッスなどのちょっとした芸事を必死に披露するセイウチに切なくなりながらも目が離せませんでした。シーワールドではただ飯食いが許される動物は限られています。アザラシやラッコは「かわいい~」というお客の反応だけで何も芸を見せなくても人気です。そう思うとセイウチのうまくない健気な投げキッスに胸が痛みました。

 アザラシ達は人間には見向きもせず、ひたすら海中を漂うか、ゴマフアザラシなどは立ち泳ぎしながら寝てるだけ。その中で人間に興味を示すアザラシに出会いました。P1020010 私達の動きに反応して水の中からこちらをみつめるアザラシは、きっとまだ子供のアザラシでしょうか、いたずらっこのような感じで人間と遊んでいるようでした。

 

 P1020013_1 鴨川シーワールドの名物は「笑うアシカ」。本当に笑うのです。顔の筋肉を操り、ウインク をしながら。。。それを1日4回位のショーでお披露目した後、1回のショーにつき25人、おそらく1日100人の人間相手に笑ったまま記念撮影をします。人間だって100回も写真撮影で笑わされたら顔がひきつります。アシカの笑いもひきつっていように見えてきました。でも・・・・本当に笑ってますね。しかも記念撮影はお客さんそれぞれのカメラにて。撮れないだの、どこ押せばいいかだのカメラの不調でアシカの笑いも強張ること間違いなしです。

 帰りは地魚の回転寿司を食べておなかも満足。鴨川はなかなか楽しめますよ。是非みなさんも出かけてみてください!

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