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2007年2月26日 (月)

旅のひとこま②ラオス(ビエンチャン)

Photo_12   ビエンチャンの夕暮れ時。メコン川を眺める川沿いで何やら興じる人々と賑やかな音楽に釣られて近寄ると、エアロビ真っ最中でした。女性達が大勢集まって音楽に合わせて激しく踊る姿は圧巻。女性達の子供でしょうか、幼い子がママが踊る姿を呆然と眺めていました。

 そういえばバンコク在住時もエアロビが大流行でした。日本と違い、屋内ではなく夕方の公園で大規模に行うのが東南アジア流。私も近所の小学生と仲良くなった時、「エアロビ行かない?」と誘われました。みんなで踊れば怖くない、ですが、なんだか恥ずかしいです。東南アジアの都市部では、生活に余裕ができた中流階級層の間で健康志向が高まり、こういったエアロビやバンコクの排気ガスの中ランニングに励む人もみられます。ただでさえヘルシーな料理を好むスリムなラオスの女性達にもエアロビは大人気なようです。

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2007年2月14日 (水)

パンジャビドレスをアップしました

 Panjabi当店で大人気のパンジャビドレスをまたまたアップしました!

 日本全国津々浦々、日本人女性でこんなにパンジャビをお召しの方がいるのかと、販売しながら不思議な感じもしますが、民族衣装であっても比較的着こなしやすくキュートなパンジャビは、日本人にも親しみやすいのかもしれません。

 今回も刺繍たっぷりのものをアップしています! シックで大人っぽいロング丈、若々しいショート丈の2種類です。是非ご覧ください!

 店主自身はロング丈の方が好きですが、小柄なのでこのショート丈が重宝しています。少しずつ春らしい陽気になってきたこの季節、どこかに着て出かけたいな。

 写真はインドの中でも大好きなグジャラート州の州都アーマダバードにある、サーバルマティーガンジーアシュラムでパンジャビドレスに刺繍を施すインド女性達。Dscf0008 グジャラートはガンジーの生まれ故郷であり、このアシュラム(修道場)は、抵抗運動の拠点にもなった場所。今はガンジーの足跡を辿る資料館になっていると共に、片隅では貧しい女性に刺繍の指導をして自立支援しているNGO団体の拠点にもなっている。グジャラートは美しく独特な刺繍で有名な州。女性達が自分達の伝統を引き継ぎながら自立を模索することは、伝統を守る意味でも大切なことだと思います。

 ガンジーの生地で、明るく働く姿にも励まされました。

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2007年2月10日 (土)

旅のひとこま①ラオス(ビエンチャン)

 思い出すがままに、旅のひとこまを。

 ラオスの首都ビエンチャンのワット(お寺)の敷地内のお手製の簡易遊園地。Dscf0154 手作り感満載で、日本ならすぐに撤去されてしまいそうですが、アジアではまだまだこのようなキッチュな遊園地が人気です。インドでも手作り観覧車みたいなのを何度も見た。二度と地上に戻ってこれなそうな気がして乗るのはやめたけど・・・。

 インドでは大盛況だったけど、ラオスではあまり人気ないのかな?少年が1人ポツンと乗っているのが妙に寂しげだった。私が少年だったら乗るところだが・・・。

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2007年2月 5日 (月)

またしても山登りin南アルプス 鳳凰三山②

 早朝、ご来光を見に皆が起きだす音で目が覚める。いつも思うが、中高年の登山者の方々は、登っている時も朝もとにかく元気。

 山小屋で用意してもらったお弁当を持って小屋を出る。今日は1時間ほどかけて地蔵岳の山頂を目指し、そこから観音岳→薬師岳と縦走する。ありがたいことに雨は降っていないが、肌を刺すような凛とした空気が冷たい。樹林帯を抜けると足をとられやすい白砂のような山肌を登り、ようやく地蔵岳の山頂に到着。風が強く吹き飛ばされそうな勢いだ。P1020195地蔵岳の「賽の可原(さいのかわら)」というところには、その名の通り子授け地蔵が安置されている。その昔、健やかな子供を授かることを願って、こんな2700m以上のところまで地蔵を背負ってきたのだろう。たくさんのお地蔵さんが安置されている光景は圧巻であった。

 ここから先、観音・薬師まではずっと登りではなく、右に勇壮な白峰三山などを望みながらゆるやかに稜線を進むので、前日のような苦しさはない。白峰三山とは北岳・間ノ岳・農鳥岳で、一般的にはあまり知られていないが北岳は富士山に次いで日本で2番目に高い山である。P10202001番というのはたいてい誰でも知っているものだが、2番手というのは覚えられないことが多い。世界1の山はエベレスト(チョモランマ)であることはたいていの人が知っているが、2番目はパキスタンにあるK2であることは知らない人が多い。私は7年前にパキスタンのトレッキングでK2を見たが、エベレストよりも険しい山という印象だった。日本の2番手である北岳にも7年前に登ったことがあるが、かなりハードな山で大変だった記憶がある。改めて外から見ると、自分が登ったことがあるとはにわかに信じられない。

 観音岳で素晴らしい山々の風景に囲まれながらお弁当を食べ、暖かいコーヒーをいただく。寒くて手が震えるが、こういう風景の中で新鮮な空気を吸いながら飲むコーヒーは最高だ。

 続けて稜線を更に伝い、薬師岳に到着。 山頂には白い花崗岩が点在し、その向こうにはうっすらと富士山が見え、青い空とのコントラストが美しい。P1020208 ここからは樹林帯を抜けながらひたすら下りへ。途中で登ってくる登山者にたくさん会う。中高年の登山者は夫婦で登っている人々も多い。パートナーのペースに合わせながら、ゆっくりゆっくり登って、山の風景を楽しむ。山に来ている人々は欧米の夫婦のように、歳をとってもいたわりあいながら同じ時間を楽しんでいるように見えて羨ましい。

 5時間ほどの下りを経て足はガクガク。樹林帯の木漏れ日に照らされる木々の美しさに目を奪われながらあっという間であった。P1020210_1

 下山後は車で甲府へ移動。以前甲府に住んでいた頃にはまって通った山の上にある「ほったらかし温泉」へ向かう 。ここは甲府盆地を一望できる温泉で、4年位前までは知る人ぞ知る温泉であった。夜、遅い時間に行くと客も少なく、独り占め気分で甲府の夜景を望む露天風呂に入ることができた。

 ところが今回行って愕然。昨今の温泉ブームで、マスコミにとりあげられてからというもの、人が殺到し、ここはバーゲン会場かというくらいの人ごみ。大型観光バスも乗り付ける一大温泉地になっていた。そこに風情と癒しはなくなってしまった。ここに来ることを長い間楽しみにしていたため、非常にがっかりした。もうここに来ることは無いと思うと悲しい。

 今年はどの山に登ろう。冬山を登らない私にとっては、山に登れる期間は短いので、今からあれこれと考えを巡らせている。

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