我が家のオアシス
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ここは本当に小さな温泉街で、GWにしては人もまばら。「ダムに沈む」という文句に人目見ようと訪れる観光客もちらほらいますが、こんな小さくてかわいらしい夫婦の道祖神がさりげなく佇み、「鄙びた」という言葉がよく似合う素朴な所でした。
ちょっと驚いたのはこの温泉街のお湯の温度が平均的に高めなこと!最初に宿の温泉に入った途端に「あっちちちっ!」と飛び上がる位温度が高くてびっくり!
たまたまかなあと思って、楽しみにしていた道沿いの共同温泉浴場「王の湯」にチェックアウト後一番風呂で訪れると、またしても「あっち~~」ととても私には入れない温度。 源泉から直接お湯が供給されていることもあるのかもしれませんが、せめて43度位でお願いします!と裸のまま心の中で叫んだのでした。
でものんびりした雰囲気、昔ながらの浴場という感じはなかなかのものでした。
ネットの事前チェックでもうひとつ楽しみにしていたのが、搾りたての牛乳とヨーグルトがその場で食べられる直売の小さな工場。川原湯温泉の坂をゆるゆると登っていったところにありました。
濃厚な牛乳と、スーパーで売ってるような「飲むヨーグルト」では絶対に味わえない、これも濃厚でドロッとした触感のヨーグルト達。ただ甘いだけではない複雑な味わいで、適度に冷えたヨーグルトが坂を上り終えた身体に心地よく染み渡りました。
帰りは吾妻渓谷をのんびり散策。 のつもりがなかなか険しい登り下りでヘトヘトになりましたが、気持ちよく晴れ渡った陽射しに、木々の新緑や渓谷の深い緑がきれいで、爽快な気分になりました。
ダムに沈むのはまだ何年か先とは言え、自分の生まれ育った場所が水の底に消えるというのはどんな気持ちでしょうか。
生まれ変わる温泉街が、地元の人々にとって良い結果を生み出すことを期待するばかりです。
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GW、1泊2日で「ダムに沈む温泉」群馬県の川原湯温泉というところに小旅行に行ってきました。
私の住む埼玉県からは新幹線や特急を使わず、車もやめてひたすら鈍行の旅。日本の鈍行の旅は学生時代に青春18切符を使っていった東北一人旅以来。だるま弁当を食べながらのんびり車窓を眺めるゆる~い旅となりました。
高崎から吾妻線で約1時間半、渓谷沿いの山間の小さな駅、川原湯温泉駅に到着しました。このひとつ先は長野原草津口駅。有名な草津温泉の玄関口の駅のため、ひとつ手前の川原湯温泉で下車する人もまばらです。駅からすぐの温泉街入り口はGWだというのにほとんど人の姿が見えず、静かで鄙びた温泉街が期待できます。
とは言え、「ダムに沈む温泉」という運命を背負ったこの温泉街は、たびたびメディアでも取り上げられ、バイクでツーリングの途中に立ち寄る人などもたくさんいるようです。 温泉街はあと何年か先に八ツ場ダムの底に沈み、現在の温泉街は今よりも更に山の上に移転するようです。
長野県では「脱ダム宣言」が以前話題になりましたが、この時代、巨大ダムが本当に必要なのか、首都圏の水がめとなるであろうこのダムに複雑な気持ちになりました。
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