谷川「土合の駅」へ
「クライマーズハイ」という本、NHKのドラマ、そして映画を見てから、1度は行ってみたいと思っていた「日本一深いところにあるモグラ駅 土合(どあい)」へ寄ってきました。
谷川岳へ続く山間部にある80年近く前に作られた無人駅。立ち寄った時間はもう登山客はいませんでしたが、駅構内にはテントなども張られ、ここで夜を明かした登山客が早朝から山を目指したことが伺えます。
普段はサラリーマンのおじさんなんかが、週末の夜に仲間と集まり、テントで酒盛りしてから向かったのかな、と想像をしつつ構内奥深くへ。
この「奥深く」という言葉がぴったりな人気のない静かな構内は薄暗い中に窓からさしこむ光が美しく、独特な空間を作っています。
電車の到着する地下のホームからは途中にベンチも用意されている500段近い階段を登ります。地下への階段は日中でも真っ暗。
とても駅の中とは思えない空間です。
「クライマーズハイ」の中では独特の陰影を浮かび上がらせるこの駅が、主人公の決意を演出する重要なシーンとして使われました。
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